ゆりあげの「アウトドア」を楽しもう!

お話を聞いた人

認定NPO法人みちのくトレイルクラブ
事務局次長/副センター長 板橋真美さん
国内外から多くのハイカーが訪れる名取トレイルセンター。そこは心と心をつなぐ交流の拠点でもありました。
ようこそ、名取トレイルセンターへ
青森県八戸市から福島県相馬市まで4県29市町村をつなぐロングトレイル。このトレイル全線の情報発信施設が、名取市閖上地区にある「みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンター」です。

全長1,000キロを超えるロングトレイル
名取トレイルセンターは、全長1,000キロを超えるみちのく潮風トレイルを歩くうえで必要な情報や「歩く文化」を発信するための施設です。センター内には講義室や実習室、会議室、シャワールームなどがあり、センターの敷地内には芝生のキャンプ場(フリーサイト、オートサイト)と園庭が広がっています。「10代から80代の方まで、本当に多くの皆さんがロングトレイルを楽しまれています」と教えてくださったのは、認定NPO法人みちのくトレイルクラブの事務局次長/副センター長 板橋真美さんです。

海外からのハイカーにも人気の歩き旅
「日本だけでなく、ヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなど、海外からのハイカーも増えています。スルーハイクといって、2か月程度かけて1,000キロを一気に歩く方や、セクションハイクといって、区間を区切りながら歩く方もいるんですよ」という板橋さん。自然の豊かさや厳しさを肌で感じ、地域の人たちの優しさに触れながら、全線を踏破した方には踏破証が発行され、行く先々でスタンプを集めるハイキングパスポートも人気の的だそうです。

震災を語り継ぐ道
みちのく潮風トレイルは、いわば震災を語り継ぐ道でもあります。「人のやさしさや地域の温もりを感じながら歩けるのは大きな魅力ですね。なかには『自宅に泊めてもらった』とか『漁船に乗せてもらった』なんていう方もいらっしゃいます。そしてハイカーの皆さんは受けた親切を当たり前と思わず、『何らかの形で恩返しをしたい』とおっしゃる方が多いです。みちのく潮風トレイルは、そんな心と心のつながりを作る道なんだと思います」。ロングトレイルの拠点として、「歩き旅」という新たなアクティビティーの魅力を発信する名取トレイルセンターへ、ぜひ皆さんも立ち寄ってみてはいかがでしょう。
※写真提供:認定NPO法人みちのくトレイルクラブ
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みちのく潮風トレイル名取トレイルセンター
名取トレイルセンターは、青森県八戸市から福島県相馬市までを南北につなぐ、歩いて旅をするための道「みちのく潮風トレイル」の情報発信施設です。ロングトレイルを楽しむために必要な情報や「歩く文化」を発信しています。館内にはみちのく潮風トレイルに関する展示やハイキンググッズを販売するショップ等があり、トレイルを歩くハイカーや地域住民、観光で来館された方々がくつろぎ、交流できる空間を提供しています。また、屋外にはハイカーだけではなく、家族や仲間と、そしてひとりでもキャンプを楽しめる野営場を併設しています。